女優 仙道敦子さん
              スペシャルインタビュー

ニッピコラーゲン化粧品は、2023年に創業35周年を迎えます。
それを記念し、2019年からイメージモデルを務める仙道敦子さんに
いきいきと過ごす毎日について語っていただきました。



女優 仙道敦子さま 1981年デビュー。83年には日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。俳優の緒形直人さんとご結婚後は芸能活動をお休みされ、3人のお子さまの子育てに専念。2018年より俳優として活動を再開し、NHK連続テレビ小説「なつぞら」など、多数の作品で活躍。
ご結婚されて長期の休業、さらにお仕事復帰までの間はいかがでしたか?

 24、5で結婚して、しばらくお仕事から離れて、また復帰させていただいて。あっという間に感じることもありますが、濃かったですね。子どもが生まれてからは、記憶が定かじゃないくらい、がむしゃらに忙しかった時もあります。一番下の子はもう高校3年生で、子育ての終盤に向かっています。子育ての責任みたいなものを感じるのであれば、もうちょっとで一区切り迎えるっていうのが今の心境です。

これからは自分の時間を多く持てそうですか?

 また勝手に気苦労ばかりしそうな気もしますが、これからもいろいろなことがあるでしょうね。
 2019年にニッピコラーゲン化粧品のイメージモデルになって、11月に最初の撮影がありましたが、ちょうどその年の9月に50歳になっていました。私は50歳になるのが楽しみだったんです。ステキな50歳の人たちを見ていたので、どんな感じなんだろうって。カウントダウンしながらイメージしていましたが、特別変わることもなく。そんな時にニッピさんの広告で「“仙道敦子50歳”って発表しちゃってる」みたいな(笑)。歳を重ねていくにあたって、ニッピさんに後押ししてもらっているようで、面白いなと思いました。


50代を過ぎてからの実感はいかがですか?

 一年一年が大切で、ものすごく重い感じがします。重いというのは、しっかりと自分で分かって過ごしている一年という意味で。これまではどこか家族や子ども優先で、自分は後回しでした。それも楽しくて心地よかったのですが、これからは自分でちゃんと選んで、自分に矢印を向けてやっていく。そうやって日々を重ねていく年代だと思います。50代に入って3年経ちましたが、非常に濃いなって。流されず、自分がしっかりと選択しているのかなっていう気がします。大切だな、限りあるなって思うからこそ濃いのかな。濃くしたいなっていう気持ちになっているのでしょうね。

限りがあるとは?

 限りがあるなって、最近とても思うんです。何が起こるか分からないし、死生観って言うとネガティブな感じですが、そうではなくて。もし自分の最期が分かるなら、どういう風に生きたいかと考えた時に、やりたいことがいっぱいあるのにって思うよりは、いま興味があること、好きだなと思うことに、一番に手を伸ばしてやっている自分でいたいから。そういったところで、考えるようになった部分もあります。

家庭生活での変化はありましたか?

 仕事が入ると、学校の行事や主人のスケジュールを考えるようになりました。でも不思議なくらい、そこまで大変ではなくて。周りの人たちが協力してくれているんですね。
 仕事に復帰した時、娘に「自分で家の鍵を開けてもらう日があるかも」と言ったら、「私、鍵を持ちたかったのよ」って返されたんです。やったことのないことが楽しみなんだなって。母親が楽しそうにやっているのを見て、子どもの方も変化を楽しんでいるのかも。家族みんなにいい影響があるといいなと思います。今のところは何のトラブルもなくできているので、ありがたいです。

最近の楽しみや喜びは?

 仲のいい友達と好きなことを共有すること。子どもを通じてできた友達は、「大人になってからこういう友達がいるって奇跡だよね」って話すくらい、気が合うんです。近くのファミレスに集まってお茶を飲んだり、面白い映画や本の情報を共有したり。やっと時間の制約がなくなってきて、学生みたいなノリでいることが、すごく楽しいです。大人だけで動物園に行こうって計画もしているんですよ。「大人だけで思いっきり象さん見たくない?」って(笑) そういうことを一緒に面白がれる友達がいると、嫌なことがあっても、楽しくて忘れちゃいますよね。子どもの話も共通の話題にできるし、すごくいいなって思います。
 今は夫、息子、娘と4人暮らし。もう一人の息子は近くに住んでいます。家族ではしょっちゅう大笑いしています。家族でLINEをやっているんですけど、息子が私の子供時代の写真を見つけて送ってきたり。暇さえあればやりとりして笑っています。

日ごろストレスがたまることは?

 もちろん、あります。とにかく時間が足りなくて、自分がもう一人欲しいと思いますね。寝る前は、ああすれば良かったとか、もうちょっと話を聞いてあげれば良かったとか、毎日何かしらありますが、今日はあれができなかったと思うよりも、あれはできたねって思うようにしたいです。子どもを送り出す時に笑顔でいようとか。そういうことができたときは、良かったって思います。
 さっきの話に戻りますが、人生を重ねていって一番幸せだった時を振り返るとき、たぶん結局一番ドタバタしていたころの自分や家族を思い浮かべるんだろうなって。今という瞬間も5年後、10年後には懐かしい一瞬になっているはずだから、どんなことでも面白がる。それがストレス解消のような感じです。


女優のお仕事はやはり体が資本ですか?

 本当にそうです。体が基本というか、元気だったら何でもできるような気がします。若い頃は、仕事をするのに一番大事なことを聞かれても、もっといろいろなことを言っていたような気がしますが、今は健康であることが大切だと思います。

歳を重ねてお肌の変化で思うことはありますか?

 毎朝鏡を見て、今日は疲れている、まずいと思うこともあります。でもそれに振り回されないで、「昨日ちょっと大変だったからよね」っていう感じで。歳を重ねると、今までできたことができなくなるとか、前はこうだったのにとか、自分で見えてきます。でもちょうどその時にニッピさんとの出会いがあって、すごいタイミングだなって。私は美容に特化した人間ではなく、どちらかといえば食事からというタイプで、くすんでいたらお水を一杯飲むみたいに、基礎的な知識しかなかったのですが、コラーゲンが20代より減少するとか知ることができて、コラーゲンを取り入れようって思えました。自分が続けているので、自信をもって薦められます。

どのようにニッピコラーゲン化粧品の製品を日常に取り入れていますか?

 『スキンケア ジェル NMバランス』も『ニッピコラーゲン100』も毎日使っています。本当にいいんです。良い習慣も、こうじゃなきゃいけないって縛られると負担になるので、気持ちはいつも自由でいたいなと思います。化粧品はつけたら気持ちがいいなと感じたい。そういう商品に出合えたのは嬉しいです。きっと、安定したそういうものがあるから、心が自由でいられるのかなって思います。
 商品を日々のルーティーンのなかに自然と組み込んで、すっかり馴染みました。『スキンケア ジェル NMバランス』をつけると、一日の始まりや終わりとしてリセットできます。肌にとってのリセットであり、気持ちのリセットにもなっているんです。それが自分の中での唯一のルーティーン。そういうことで自分を保てます。
 『ニッピコラーゲン100』は、お昼や寝る前のヨーグルトにスプーン一杯を入れています。あとはご飯を炊く時にも。だから、家族全員コラーゲン入りのご飯です。無理なく続けていますね。

ニッピ商品に出合ってから健康や美への意識に変化は?

 もうちょっと自分を愛していいんだなと思います。自分にちゃんと矢印を向けて、もうちょっとしっかりとケアしようって。歳を重ねていくにあたって、セルフケアを考えるきっかけになりました。製造のこだわりも知ることができ、確実に信頼関係があるなかで、自分で選んだものを取り入れるという意識が精神的にもいいんじゃないかなと思います。

ニッピ商品に出合ってから健康や美への意識に変化は?

 もうちょっと自分を愛していいんだなと思います。自分にちゃんと矢印を向けて、もうちょっとしっかりとケアしようって。歳を重ねていくにあたって、セルフケアを考えるきっかけになりました。製造のこだわりも知ることができ、確実に信頼関係があるなかで、自分で選んだものを取り入れるという意識が精神的にもいいんじゃないかなと思います。


今後やりたいことはありますか?

 挑戦したい、やりたいことって、正直そんなにないんです。楽しいことは好きですが、どちらかというと受け身だった気がします。けれど、自分が思うよりも、すごい挑戦状がいつも目の前にありました。「挑戦してみない?」って。そしてそれを乗り越えてきた毎日だったと思います。でも受け身で流されてきたわけでもありません。だって乗り越えようっていうその姿勢自体、挑戦ですよね。
 いつも何かに引っ張られて、導かれているというか。壁があると乗り越えたいなと思って、それが積み重なって。子育ても全部、そうやってクリアしてきたような気がします。挑戦状は、仕事だったり子育てだったり、子どもの受験だったり。無理と思うんだけど、乗り越えなきゃいけない。そういうことを重ねてきて良かったと思います。
 忙しいと自分の目の高さしか見えなくなります。でも視点を変えて上を見れば、お月様が出ているし、下を見れば「今年もつぼみがついたね」って。そんな目線を変える些細なことでも、ちょっとした変化があるんですよね。だから常に素直でいようと。
 私は生活の中心が家族で、子ども3人の好きなことはバラバラです。でも私には分からない世界だと思わずに、ちょっと耳を傾けて、なんなら私もどっぷり浸かって。それぞれの好きな世界を見るだけでも視野が広がります。なんでも面白がるというのは大切ですね。

挑戦状で乗り越えられなかったことは?

 あったはずですが、忘れているんでしょうか。嫌なことは考えないようにするのがいいと思うんです。でもやっぱり忘れられない時はあるので、じゃあそのぶん面白いことで塗り替えようと。時間は限られていますから、嫌なことに縛られるよりも、楽しい人といたい、シンプルにそれだけ。苦手な人とは無理しなくていいんだとか、潔く離れていいんだとか、歳を重ねてそうできるようになりました。無理をしない、楽しく、健康に。大人になったからこそです。できなくなったこともありますが、頭の中でいらないものを排除することや大切にすることを極めていく。それは自分にとって財産だと感じます。