教えてくれたのは
パーツモデル・美容家
金子エミさん
パーツモデル歴30年以上、出演CMは100本を超える。
自らの経験に基づいた独自のパーツケアが注目され、雑誌やテレビ番組、セミナーなどでも活躍。「パーツ女優のからだ図鑑」など著書も多数。
手や首も、顔と同じ自分の一部。
ケアで肌が喜ぶのを実感
身体のどんな部分も顔と同じ。顔と同じケアはなかなかできなくても、手をかければ美しくなります。
私がパーツモデルになってから30年間続けているケアは 「保水・保湿・角質ケア」 の3つ。特に入浴後の全身への “化粧水スプレー” は欠かしません。100円ショップのボトルに化粧水と精製水を入れた“化粧水の水割り”を、滴るくらいおしみなく使ってから、手のひらでじっくり押し込んでいく。脇やおしりの下側など、日常生活ではあまり触れない部分もていねいに。自分で自分を大切にすることで、肌が喜ぶんです。数時間後、数日後でどんどん肌が変わっていくのがわかるはず。
今は自分で自分のことをきれいにする時代です。
そこで今回は、皆さんが今日からできる、パーツケアのコツをご紹介します。
指の第2関節は“手の目尻”
ハンドクリームは指を曲げて塗る
ハンドクリームを塗るときの3つのポイント
指は1本ずつ丁寧に、付け根から指先に向かって円を描くようにクリームを塗る。
※指は関節を曲げてシワの溝を伸ばすように。
スマホ操作などで酷使される指先の腹もしっかりと。
キメが粗い水かきの部分は手の中でも乾燥しやすいので、指の間から手首に向かって押し出すようにクリームを塗る。
目立ちやすい
“Iライン”のたるみ。
マスクの下でも
できる舌の運動
首の皮膚は薄いためシワになりやすく、唇の下から喉仏を結ぶ“Iライン”には梅干のような横シワができてしまうことも。十分な保湿とともにおすすめなのが、首を刺激する舌のトレーニング。
舌の筋肉がゆるんで落ちてくると、首のたるみにつながります。口の中で舌を
皮脂腺が少なく乾燥しやすいから
キッチン用品で手軽に保湿ケア
インナーやソックスの締め付けでかゆみを感じたり、ポロポロと皮がむけたりするのは肌の乾燥に一因が。保湿ケアは、1日の中でもボディケアのゴールデンタイムである湯あがりに行なうのがおすすめです。下半身は部位が広いので、コットンではなく、クッキングペーパーに化粧水を含ませ、上からラップを巻くとしっかり保湿ができます。そのケアの後、ボディクリームを塗れば、よりしっとり。
小さなひび割れでも
乾燥が進む原因に
ガサガサやひび割れができてしまった時の角質ケアには、できるだけ目の細かいヤスリを。軽石などで粗くこすっただけでは皮膚の表面が荒れて、そこからますます水分が蒸発して乾燥が進んでしまいます。ネイルファイル(爪やすり)を使うのがおすすめです。